フィルムスペック・規格の説明 赤外線(IR)カット率・遮断率等:を更新しました。
光学スペックの中で良くご質問頂く内容です。詳しく更新いたしました。
●赤外線(IR)カット率・遮断率等:
規格無、規格外
赤外線(IR)カット率 = 赤外線(IR)遮蔽率 =(1-赤外線透過率)
IR(NIR:近赤外線)は、遮断性能を数値で表す際に用いられることがありますが、フィルムやガラスの光学特性(IR/NIR)を統一的に定める規格がないため、メーカーや国によって表記方法や測定方法が異なります。
フィルムの遮熱性能は、フィルムの規格値である 遮蔽係数、日射熱取得率(日射熱除去率) などで判断してください。
さらに詳しく
IRカット率表記は各社が独自の測定方法で数値を公表しているのが実情です。
また、規格や算出に用いる係数が存在しないため、他社製品との比較指標としては適しません。
近赤外線は 780nm〜2500nm と波長範囲が広く、波長によってエネルギー量や地表に到達する量に大きな差があります。一般に、短波長側(780nm付近)のほうがエネルギーが強く、地表に届く量も780nm付近が最も多くなります。
赤外線の遮断率は遮熱効果を直接示す指数ではありません。
IRカット率 ≠ 遮熱性能 です。
当社ブレインテックでは、「赤外線カット率80%=太陽熱(暑さ)を80%カット」といった誤解を避けるため、フィルムやガラスの規格にない指標である「赤外線〜〜率」の公表を控えてきました。
しかし、ユーザー様および施工店様からのお問い合わせが多く、性能の目安の一つとして、また販売促進の観点から、今後は公表してまいります。
当社では、近赤外線(780〜2500nm)の範囲におけるピーク値(最大値)を測定し、公表しています。
※本数値は、遮熱目的に対する効果や、他製品との優劣比較に適した指標ではありません。
他の問題点として、一般に「IRカット率」は IRの透過率(透過量)のみ を基に評価されることが多く、吸収されたエネルギー(吸収率)が後に再放射される影響 が考慮されていません。
このため、吸収型 と 反射型(熱を反射するタイプ) が同じ尺度で評価されてしまう場合があります。
また、紫外線・可視光線・日射の評価のように、波長ごとの寄与を考慮した 重課係数による算出方法が確立されていません。
その結果、エネルギーが大きく地表にも多く到達する 780nm付近 の透過率(カット率)と、地表にほとんど到達しない 2500nm付近 の透過率が、同列に扱われて算出・表記されてしまう ことがあります。
なお、海外メーカー等では「赤外線カット率(IRカット率)」のみを表記し、日射・遮蔽係数等を公表していない場合があります。これは高額な測定機器を保有していないこと等が理由と考えられ、IRカット率が 1000nm付近 や 1500nm付近 など、簡易測定器による特定波長のピンポイント値であるケースが多く見られます。





